半導体

MOSFET：ローム AW2K21 パッケージ/MOSFET解析レポート


AW2K21 WLCSPパッケージ	(引用)データシートより(URLは下記参照)

レポート概要

　スマートフォンや小型電子機器における急速充電の需要が高まる中、低消費電力かつ省スペースに貢献するパワー半導体が求められています。
　ロームが販売する新製「AW2K21」は、独自のトランジスタ構造を採用することで、2つのMOSFETを1つのWLCSPに集約し、超小型化による実装スペースの削減を可能にしています。
　また、業界トップクラスの30V耐圧の低オン抵抗を実現しており、スマートフォンなどの小型機器におけるUSB急速充電に最適な設計となっています。
　本レポートでは、平面レイアウト/断面構造解析を行い、上記を実現したローム独自のトランジスタ構造(縦型トレンチMOS技術)を明らかにしています。

製品特徴

型番：AW2K21 VDD=30V ID=±20A RDD(on) =4.0 mΩ(Max.) 製品リリース日：2025年4月

データーシート：https://fscdn.rohm.com/jp/products/databook/datasheet/discrete/transistor/mosfet/aw2k21ar-j.pdf

コモンソース回路により、1つで双方向の回路保護が可能。
MOSFETが2つ必要だった従来の受給電回路と比べて部品面積を大幅に削減。
アプリケーション: スマートフォン、VR（Virtual Reality）ゴーグル、小型プリンター、タブレット、ウェアラブル端末、液晶モニター、ノートパソコン、ポータブルゲーム機、ドローン、その他急速充電機能を搭載する小型機器などに幅広く使用可能。