2026.10.01
【BYD RACCO 200 分解速報】ZAA-CK66EAS ( 2026 年発売)
【RACCO分解速報】
中国EVメーカーの技術進化が、日本市場にも本格的に波及し始めています。2026年7月、BYDは日本の軽自動車規格に専用設計したEV「BYD RACCO」を発売。中国メーカーとして初めて日本の軽EV市場へ本格参入しました。
当社にて、RACCO 200を分解しましたので、速報とコメントを掲載します。
ユニットについての解析はこれから行い、レポート販売予定です。
お役に立てることがございましたらお気軽にご連絡ください。
高圧系については、同社が新設計した「X-PACK」が注目に値します。駆動用ブレードバッテリー(LFP)を中心に、「ブレードバッテリー用CMC+BMC」基板、「モータインバータ+コンプレッサインバータ+HVACヒータ制御」統合ユニット、「OBC+DC-DCコンバータ」統合ユニット、「高電圧配電+コンタクタ+ブレードバッテリーヒータ制御」統合ユニットなど、従来は個別ユニットとして配置されることが多かった機能を電池スペースに統合しています。BYDは、この統合によって、モータールーム前方に従来想定比128mmの空間を確保し、衝撃吸収スペースとして活用しています。
低圧系については、LFPリチウムイオン電池を12V補機バッテリーとして採用し、また1個の統合ECUに9個の多ピンコネクタを搭載し、ボディー制御などの集中制御を行っています。スライドドア制御ECUなど日本市場向けの機能については、外部ECUとする構成となっています。
ADASについては、8MPフロントカメラ+ミリ波レーダーによる「1V1R」構成を採用し、また前後8個の超音波センサーと組み合わせてレベル2運転支援機能を実現しています。ADAS ECUは、10.1インチフロントセンターディスプレーに統合されていると推定しております。アラウンドビューカメラは、上位モデルのRACCO 300に搭載されてます。
以上、統合化による部品点数削減を実現し、コストダウンに成功したと考えられます。一方、生産上の組立易さ、組立工数削減に関しては、日本車に一日の長があるのではないかと、分解過程で気づいた部分はあります。

電池パック 取り外し後(ジャンクションBOX、 INV、OBC)
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搭載電池パック(X-Pack) ※分解対象 |
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| Junction BOX(PTC制御含む) ※分解対象 | Inverter(MG&Comp) ※分解対象 | OBC+DCDC ※分解対象 |
電池パック 冷却、加熱について

モーター、減速機 (モータ・減速機+compressor)※分解対象

統合ECU ※分解対象

フロントコンソール&ADASECUと推測 ※分解対象














